2012年02月29日

『 きよしこ、の夜 』に現れた、きよしこ。

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岡山の作家、重松清さんの言葉をお借りしていうなら、
この作品は、ある少年にむけて書かれた、 『 個人的なお話 』 なのだそうです。

小学一年生の白石清くんが、ひらかなばかりで書かれた 『 きよしこの夜 』 を、
『 きよしこ、の夜 』と勘違いして覚えたシーンより始まります。
その年のクリスマス・イブからクリスマスにかわった深夜に、
白石清くんの前に 『 きよしこ 』 は、たった一度だけ現れます。

『 誰かになにかを伝えたいときは、その人に抱きついてから話せばいいんだ。
抱きつくのが恥ずかしかったら、手をつなぐだけでもいいから。伝えることはできるんだ。
それが、君の本当に伝えたいことだったら・・・伝わるよ、きっと 』
『 抱きしめてくれる人、手をつなぎ返してくれる人も、
この世界に絶対にいるんだ、それを忘れないで 』 と、きよしこは少年に伝えます。

その1回きりの 『 きよしこ 』 との出会いから、少年は中学生となり、
高校生、W大の学生から大人となったところで、このお話は終わります。

解説は、あさのあつこさんです。
等身大の少年の日常が、たんたんと描写されています。
何を感じとり、読後感はどう残るのか。
ご興味のある方は、あすなろの図書コーナーに置いておきます。
どうぞ、ご一読ください。

図書コーナー作りを、今年の目標の1つだと、ブログに書いていましたら。
なんと!ブログをご覧くださったMさんとRちゃんのお母様より、
先日、本をご寄贈いただきました。
本当に嬉しかったです、ありがとうございました。
生徒の皆さんや保護者様と一緒に、読後感の話せる塾にしていきたいなぁ。
これも、『 あすなろキッズらしい 』 のかなぁ、って思います。













posted by ASUNARO 先生 at 03:00| 岡山 ☁| 本の紹介 | 更新情報をチェックする

2012年02月27日

75日と60日目

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芽を伸ばし始めて75日経ったさつ太郎くん・さつ美ちゃん。
60日経ったきんとんちゃん。
立派な大きな葉が、沢山育ち、まるでアイビーの観賞用のような雰囲気があります。


さつ・記録・2.26②.jpg

大きな葉になるまでには経過があり、今も幼い葉が芽を出している様子が見られます。

育つということは結果だけでなく、結果が見えるためには経過が必要であり、
多くの積み重ねこそが、成長の鍵、証なのですね。

昨日と今日の差は、すぐにはみつけられないかもしれません。
けれども、育み続けられていることは確かです。
さつ太郎くんやさつ美ちゃん、きんとんちゃんの成長を見ていると、そう確信いたします。







posted by ASUNARO 先生 at 03:04| 岡山 ☁| さつま芋の観察記録 | 更新情報をチェックする

2012年02月26日

一雫の先にあるもの

梢の先に.jpg

白梅の花びらに集った雨の雫。
ひとつの雫だけをじっと見ていると、
だんだんと、大きな雫となっていく様子がわかります。
そしてその透きとおった雫をとおして、その先にある梅林の様子が見えます。
徐々に大きくなった雫を白梅は、大地へと見送ります。

教室前で「 こんにちは 」と入ってくるやいなや、
「 九九を覚えたんだよ。にいちがに・・・。 」
と、言い終わってニッコリしてくれた年少さんのR君。
あすなろへ来たら、これを言おう、聞いてもらおうって、道々考えてくれていたんですね。
気持ちよく言えていましたね、感心しましたョ。
そして、言いたいなぁって思ってくれたその気持ちが嬉しかったです。
R君の心の成長に、あすなろ先生の心も『 ほんわかふんわり 』になりました。

くるぶしにひびがはいった、そのギブスのあしで来てくれた年中さんのH君。
緩急のある、時には変化球もとんでくるようなあすなろ先生の授業に、
テンポよく挑戦してくれているイキイキとした様子が、身体全体から感じられました。
年長さんとなる4月はもうすぐですが、進級する準備は十分育っているなぁって思いました。

生徒の皆さんの雫も、だんだんと大きくなっています。
それが皆さんの心の中に、ポトンとしみこんでいく様子を、
こうして見させていただけることに、感じさせていただけることに感謝しています。

手に取ってみえるものではありませんし、
プリントで100点をとるという結果でもみえませんが。
お一人お一人を、個別授業にて、大切に育みさせていただいていると実感しています。

今週の生徒さんとの、授業プランも考え、教材を準備しています。
どんな反応がかえってくるのかを想定はするのですが、
思っていたとおりであったり、意外な結果もあったり、毎回の授業は、本当に楽しみです。




posted by ASUNARO 先生 at 03:45| 岡山 ☁| 幼児コースの様子 | 更新情報をチェックする

2012年02月23日

仰ぎ見れば、無数の栴檀

栴檀.jpg

静まりかえった時間帯。外の雨音も、よく聞こえます。
一昨日の昼間、久しぶりに見上げたその先に、このような実がたくさん見えました。
なんだか見たことがあるなぁ・・・と、思いつつ、とりあえず写真におさめました。

帰宅後、少しの間、生徒さん達の写真を整理していると、同じ実を写した1枚を発見しました。
日付は、ピッタリ一年前。
この時季にはいつもこんな風に、空を見上げたくなるのかしらと、なんだか可笑しかったです。
その時も、娘と一緒に空を見上げていました。
「 これは、なんの実かしら? 」「 調べてみようかなぁ 」
「 こんな場所に、花が咲いていたかしら? 」、そんな会話を交わしたことも思い出しました。


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一年ぶりの再会の 『 実 』。これは、もう、調べるほかないでしょう。
わかりました。『 栴檀 』 と書いて、 『 せんだん 』 と、読みます。
『 梅 』 という漢字に似ていますが、つくりの下は、 『 丹 』 です。
川の土手沿いに、10メートルほどはありそうな、とても背の高い樹です。
思い出せば、初夏には、白っぽい花を無数につけていた気がいたします。
実に匂いはなく、うすい果皮に包まれた種は、銀杏によく似ています。

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落葉した樹の梢の先に、たくさんの実をつけた 『 栴檀 』。
こうして地面に在るのは、椋鳥か何かがついばんだからでしょうか。
此の樹の名前を忘れることありません。
だって、1年がかりで、こうして再び出会って見つけた樹の名前ですから。
桜の樹と同じように。
春夏秋冬での出会いを、楽しみに待っていたいと思います。


posted by ASUNARO 先生 at 02:20| 岡山 ☔| 日々是雑記 | 更新情報をチェックする

2012年02月17日

卯年の桜の紅葉

卯年の桜葉.jpg

2,352時間を経て、卯年の紅葉を、押し葉に残しました。
卯年にあった出来事をすこしでも思い出せるように、忘れないためにも作りました。
ちょうど曲がり角の年だったのでしょうね、後ろを見ても何もありません、見えません。
だけど、前には、ぼんやり何かが見えているようにも思えます。
とりあえず、前に進んでみるのが良さそうです。

大地に落ちた種の一粒として、わたしも芽吹く準備をしたいものです。
なんの種なのかはわかりません。育ってみなければ、何色の花をつけるのかもわかりません。

でも、この虫食い模様がステキな桜葉は、卯年だけの、わたしの大切な一葉となりました。
辰年も、こんな素敵な一葉を、見つけられると嬉しいなぁって思います。


今日も、金子みすゞさんの詩を、ご紹介いたしましょう。

『 土と草 』

母さん知らぬ草の子を、なん千万の草の子を、
土はひとりで育てます。

草があおあお茂ったら、土はかくれてしまうのに。 

            Poem By KANEKO MISUZU

posted by ASUNARO 先生 at 01:59| 岡山 ☁| 日々是雑記 | 更新情報をチェックする